Group Description
概要
Modelicaを使いこなすため、Modelica Standard Library(MSL)をはじめとするオープンソースライブラリをベースに学びます。
ツールは誰でも使えるオープンソースの OpenModelica や JModelica.org を標準にしますが、他のツールでもOKです。
内容
当初は、MSLでよく用いられているModelica言語の文法とMSLのMedia, Fluidパッケージを詳細に解説した資料を使用し、講義と演習を通して出席者の知識の向上を図っていきました。現在は、参加者間で Modelica ライブラリに関する調査や利用法、開発などの情報交換を行い、利用技術の向上を目指しています。
これまでの活動内容
MSLでよく用いられているModelica言語の文法とMSLのMedia, Fluidパッケージを詳細に解説した資料(CC BY-NCライセンス)を使用し、講義と演習を通して出席者の知識の向上を図っていきました。
以下にこれまでの内容をアーカイブとして置いております https://github.com/ModelicaLibraryStudyMeeting
資料内容
ハンズオン
- OpenModelica でガス管路網をモデル化する
- 流体供給システムのモデル化 (part1)
- 流体供給システムのモデル化 (part2)
- 流体供給システムのモデル化 (part3)
- OpenModelica による浅井戸ポンプ給水システムモデル (第1回)
- OpenModelica による浅井戸ポンプ給水システムモデル (第2回)
OpenModelica 超初級入門 (Shigenori Ueda氏)
- 解析モデルの作成と実行
- コーディング
- モデルのカスタマイズ
- モデルのカスタマイズ2
- オリジナルモデルの作成
- 便利技 Tableモデルの使い方 便利技 結果値を csv で出力する 便利技 作ったモデルを一つのファイルにまとめる
ダウンロード GitHub
6,7章 開発用フォルダ Devフォルダ
JModelica.org入門
Modelica.Fluid と Modelica.Media (finback)
- Modelica のクラスの概要
- Modelica.Media ライブラリの解説
- Modelica.Fluid ライブラリの解説
- 付録(パイプの圧力損失と質量流量, PartialVesselの圧力計算式)
(上記の資料はオープンCAEシンポジウム2017で使用したものです。) ダウンロードサイト
さらに以下のようにMSLの内容をまとめております。
- Modelica Standard Library の SingleGasNasa - 純物質理想気体のモデリングについて
- Modelica Standard Library の MixuterGasNasa - 混合物理想気体のモデリングと ThermoPower の CombustionChamber について
- Modelica Standard Library の MoistAir - 湿り空気のモデリングについて
- Modelica.Fluid.Machines の遠心ポンプモデルについて
- Modelica.Fluid.Valves (1) 簡易バルブモデルについて
- Modelica.Fluid.Valves (2) 液体用バルブモデルについて
- Modelica.Fluid.Valves (3) 気体用バルブモデルについて
Modelica Building Library など (kinonotofu氏)
- Modelica Building Library の紹介
- 熱水分同時移動についての進捗
- BuildingSystemsライブラリの熱水分同時移動
- Buildings ライブラリの FMI 用コンポーネントを少し触ってみる
- EnergyPlus を master にした FMI による Modelica との連成計算について
Fluid パッケージなど (UedaSigenori氏)
化学反応計算など (k__takahashi氏)
PropulsionSystem ライブラリの作成 (zeta_plusplus氏)
(上記資料は、オープンCAEシンポジウム2019の講習会で使用したものです。著作権はオープンCAE学会にあります。)
- クラス継承と機能区分 -PropulsionSystem Lib 解説-
- 1軸ターボジェット、最低限の非定常動作を実装
- 1軸ターボジェット、ボリューム効果を入れると計算が落ちる
- 1軸ターボジェット、ボリューム効果入りでの動作 (その1)
- 1軸ターボジェット、ボリューム効果入りでの動作 (その2)
- 1軸ターボジェット、熱慣性を実装して動作
- 1軸ターボジェット、簡略な制御システムを追加して動作
- Expandable connector を使ってみる。
- 自作ライブラリの整備・ドキュメンテーション
油圧系ライブラリの作成 (zeta_plusplus氏)
- 定量ポンプ (理想ポンプ) コンポーネント作成
- チェックバルブ (バネ押し) コンポーネント作成
- 4ポート方向切替バルブ
- PistonCylinderActuator
- 方向切替バルブと PistonCylinderActuator の組み合わせ
- piston cylinder actuator 反対方向に動かない
- piston cylinder actuator 両方向に動作
- PistonCylinder のコンポーネント化
- 熱交換コンポーネント(simplest)
- 空気の熱サイクルを用いた冷房機のモデル
AircraftDynamics ライブラリの作成 (zeta_plusplus氏)
- "AircraftDynamics" ライブラリ制作開始
- 3次元翼(簡易矩形翼モデル)空力計算コンポーネント
- 飛行機の2自由度(質点)運動シミュレーションモデル
- 3次元翼コンポーネントで Drag-vs.-airspeed曲線を描く
- 飛行機の3自由度(質点・3次元)運動シミュレーションモデル
- doc更新: "WingSimple00"
- doc更新: "AirfoilSimple00"
- doc更新: "DragObjSimple00"
油圧回路のモデル化 (Hayashi氏)
nuclear ライブラリ (zeta_plusplus氏)
Modelica Tips
- Modelica で最適化をする方法をまとめてみた (OSS編) (UedaShigenori氏)
- OpenModelica は Linux 版の方が高速 (UedaShigenori氏)
- ドキュメント作成(GenerateDoc.mos)について(kinonotofu氏)
- OpenModelica の debugger の使い方(UedaShigenori氏)
- Tips_on_OpenModelica_Scripting (ZRL氏)
- OpenModelica で偏微分方程式を解く (UedaShigenori氏)
- macOS Catalina に OpenModelica 開発版をインストールする (finback)
Q & A
報告資料
対象者
Modelicaに興味のある方はどなたでもお気軽にご参加ください。
ただ、楽しく参加するためにはライブラリを読むだけの知識が必要です。
目安としてはModelica言語で自作のモデルを作って解析を行ったことがある方を対象としています。
もし自作のモデルを作ったことがなければ以下のチュートリアル程度の内容を理解しておくことをお勧めしています。
https://github.com/UedaShigenori/OpenModelica_Tutorials_Ja